SWCC株式会社
SICONEX®接続工事 遠隔サポートシステム
「SICOREMO®(サイコリモ)」の実用化
SWCC株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:長谷川 隆代、以下「当社」)は、人材育成プログラム「SICOPLUS®(サイコプラス)」における施工技能教育にDX教材等のカリキュラムを取り入れ、短期間で効率的な施工技能の習得を推進しています。
本プログラムの一環として、高電圧電力ケーブル用コネクタ「SICONEX®(サイコネックス)」の接続工事の遠隔サポートおよび、施工状況を動画記録することでトレーサビリティを実現するシステム「SICOREMO®(サイコリモ)」を実用化しました。電力インフラの分野では、今後の設備の老朽化と維持・更新・増強などに対処できる施工作業員の人材不足の解消が喫緊の課題と指摘される中、本プログラムの利用により、施工技術力を向上させ、電力インフラの安全と安心を支えることに寄与してまいります。
「SICOREMO®」はSICOPLUS®ブランドを踏襲したデザインで、「REMOTE」を掛け合わせた造語です。
SICOREMO®は市販のスマートフォンと小型カメラおよび専用アプリで構成され、通信回線を通じてセンター事務所の技術支援者と作業現場を映像と音声でリアルタイムにつなぐ遠隔サポートシステムとなります。
SICOREMO® システムの概要図
SICOREMO®は、主に次のような特長を有しています。
①ヘルメットに取り付けた小型カメラ、スマートフォンだけの軽量でミニマムな構成
②視界を遮らない、両手が自由に動かせるなど、作業者のストレスを低減
③専用のアプリで簡単に技術支援者とコミュニケーションが可能
④技術支援者は一つの画面で数カ所の現場を同時に管理することが可能
⑤デジタル教材(図面、動画・マニュアル等)をスマホ画面で参照
⑥施工状況の動画データ保存による確実なトレーサビリティを実現
⑦通信状態が悪い環境下でも、通信回線につながった時点でデータ送信が可能
当社は今後も中期経営計画「Change&Growth SWCC 2026」の成長戦略として、当社グループで培ってきた技能やデータと DX に関する技術やツールを掛け合わせ、新しいビジネスモデルを創出する「SWCC Smart Stream(スマートストリーム)事業」を推進します。
■参考
・高電圧電力ケーブル接続工事システム『SICOPLUS®』 https://www.swcc.co.jp/jpn/news/detail/2021/news_3491.html
・SWCC Smart Stream 事業の展開に向けて https://www.swcc.co.jp/jpn/news/detail/2022/news_3826.html
以上
本件に関するお問合わせ先】
SWCC株式会社 人事総務部 広報グループ
TEL:044-223-0530