創業から培ってきた多様な技術と製品 変化と挑戦は続く
1936年の創業以来電線ケーブルを中心とした製品を世の中に送り出してきました。これまで培ってきた多様な技術と製品は、多岐の分野でさまざまなところに使われています。これらの技術を活かすとともに、さらなる変革を推し進め、持続可能な社会に貢献する企業としてこれからの新しい時代も大きく飛躍を遂げていきます。
- 1936年
SWCC 始まりのとき
- 東京電気株式会社(現東芝)の電線部門から独立した当社。
当時の社名「昭和電線電纜株式会社」は、元号・昭和の理念「万民の幸福と世界平和」に共感したこと、また、あらゆる種類のケーブルを製造・販売する大手に成長するとの決意を込めてつけられました。
この時、真っ先に導入したドイツ製の圧延機は最たる例といえます。
当時の世界最新鋭とあって、費用は資本金の半分以上を占める超大型投資でした。
創造と挑戦を続けるー。時代の荒波を乗り越えてきた先人たちの思いは、今もしっかりと受け継がれています。
- 1937年
- 神奈川県川崎市にて操業開始(裸銅線製造販売開始)
- 英文商標を登録(SWCCブランドの確立)
- 1938年
- 電力ケーブル・通信ケーブル製造販売開始
- 1947年
- 防振ゴム台製造販売開始
- 1949年
- 東京証券取引所に株式上場
- ホルマールエナメル線「ショウメックス」の工業化に成功
- 1951年
- 米国GE社と技術援助契約締結(ホルマール線・電力ケーブル)
- 1959年
- 東京芝浦電気株式会社(現 株式会社東芝)と共同で400kV級
- OFケーブル用エレファント終端箱開発
- 1961年
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- 1967年
- CATV同軸ケーブルの製造販売開始
- 1968年
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- 1969年
日本初、ディップ・フォーミング・システムによる荒引線の製造開始
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当社は無酸素銅の品質追求や製造設備の省スペース化から、GE社のディップフォーミングシステムを日本で初めて導入。1960年頃の導入当時は、無酸素銅そのものの認知度が低かったものの、さまざまな改良を施し、2004年に高純度無酸素銅の製造・販売を開始しました。
- 1971年
- 川崎工場に高さ75mVCVタワーが完成
- 1976年
- 日本国有鉄道磁気浮上車用超電導線を納入
- 1979年
- 電子複写機用ヒートローラーの製造販売開始
- 1986年
免震アイソレータを初納品
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1985年から積層ゴムアイソレータの事業に参入し、1986年に免震アイソレータを初納品しました。
振動を軽減させる防振ゴムの開発・製造を1947年頃から手掛けていたことが、この事業参入に大きく関わっています。当社は、電線から派生した防振ゴム製造で培ったゴムそのものの技術を活かして、これまで複数の巨大地震のたびに免震効果を発揮して社会に貢献してきました。
- 1987年
- 相模原事業所に交流2000kV密閉型試験用変圧器導入
(2010年未来技術遺産登録)
- 1990年
- 海老名工場完成(ヒートローラ生産)
- 1995年
- 愛知工場操業開始(電力ケーブル生産開始)
- 1996年
- 中国浙江省に合弁会社 「嘉興昭和機電有限公司」 設立
- 1997年
- ISO9001 認証取得(全社)
- 1998年
- 川崎事業所の生産部門全面移転
- 1999年
- ISO14001 認証取得(全製造拠点)
- 2000年
- 中国福建省に 「福清昭和成鴻電子有限公司」
(現 福清昭和精密電子有限公司) 設立
- 2001年
- 合弁会社 「株式会社ユニマック」 設立
- 中国上海市に 「昭和電線電纜(上海)有限公司」 設立
- 2005年
- ベトナム ハノイ市に 「SWCC SHOWA(Vietnam) CO.,Ltd.」 設立
- 2006年
会社分割 持ち株会社体制へ移行
コンパクト型電力機器用製品群を「SICONEX🄬(サイコネックス)」ブランドとして統一
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「昭和電線電纜株式会社」から「昭和電線ホールディングス株式会社」へと商号変更。
グループの業績および財務体質の改善を目的として事業会社制から持ち株会社制に移行しました。
電力ケーブル同士を接続したり、変電所内にある電力機器や電力ケーブルを接続する端末として欠かせないのが電力接続部品です。当社は1980年代中ごろからSICONEX🄬の先駆けともいえるコンパクトな終端接続部の開発に着手し、2006年にこれらの製品群を「SICONEX🄬(サイコネックス)」ブランドとして統一し、高まり続ける電力インフラ強靭化ニーズに応えてきました。
- 2009年
- 中国山東省に合弁会社
「特変電工昭和(山東)電纜附件有限公司」 設立
- 2011年
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- 中国天津市に合弁会社 「富通昭和線纜(天津)有限公司」 設立
- 中国浙江省に合弁会社 「富通昭和線纜(杭州)有限公司」 設立
※当初目的達成により、2022年11月事実上資本提携のみ解消
- 2017年
本社所在地変更
高機能無酸素銅を「MiDIP🄬(ミディップ)」ブランドとして販売開始
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本社所在地を川崎市川崎区に変更。創業の地に戻ってきました。
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当社は、2004年に純度99.99%の高純度無酸素銅の製造・販売を開始しましたが、地球環境問題を背景に自動車業界が電気自動車の開発を一段と加速させるなか、EV用モータの小型化ニーズの高まりを受けて、2017年に酸素含有量限りなく「ゼロ」、酸化銅粉など不純物を排除する技術を追求した当社ブランドMiDIP🄬を誕生させました。
- 2019年
- 監査役会設置会社から監査等委員会設置会社へ移行
- ROIC経営やセグメント制を導入し グループガバナンスを強化
- 合弁会社 「SFCC株式会社」設立
※社内報を活用したROIC浸透の取り組み
「夏号特集」
社内の経理課長がROIC先生として登場
"ROICとは⁉や""当社のROIC導入のあゆみとこれから"について解説
「秋号特集」
セグメント長がROIC逆ツリー展開でKPIをわかりやすく解説
また、実際の事業別の取り組みを担当者の写真付きで紹介。
- 2023年
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「SWCC株式会社」発足へ
2023年4月1日付けで、当社の連結子会社である昭和電線ケーブルシステム(株)および昭和電線ユニマック(株)を吸収合併し、純粋持株会社から事業会社とする経営体制の再編ならびに商号変更を実施。コーポレート機能の集約と管理機能の合理化を果たし、セグメント別の事業体制で確立・強化したグループの力を活かしながら、戦略立案と実行のスピードをさらに加速させていきます。
●新商号 SWCC株式会社(エス・ダブリュー・シー・シー 英文名:SWCC Corporation)
新商号には、グループ略称として長年使用してきたアルファベット4文字の商標を用いることで、これまでに培ってきた企業ブランドは維持しつつ、新中期経営計画「Change & Growth SWCC 2026」および2026年に迎える創立90周年の先を見据えて、昭和電線グループのイメージを刷新して企業価値を一層高めていきたいとの思いをこめています。
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