SWCCグループの取り組み
SWCCグループはガバナンスを強化し、事業再構築や成長・新規事業の拡大、ポートフォリオの見直しを推進してまいります。
サステナビリティ基本方針
SWCCグループは、信頼とイノベーションにより、「社会課題の解決」と「企業価値向上」を図り、サステナブルで豊かな未来社会を創ります。
社会問題解決への取り組み
SWCCグループは、経営方針の最上位項目において「顧客第一に徹し、社会的に有用で、環境にやさしく、良質にして、安全に配慮した製品、技術およびサービスを開発、提供し、社会の発展に寄与する。」ことを掲げており、その社会的な使命を力強く果たすべく、事業活動を通じた社会問題の解決に貢献しています。
現在、地球規模で深刻な問題となっている環境汚染や気候変動といった問題に立ち向かうべく気候変動抑制に向けての国際的な枠組み「パリ協定」や、国連が提唱する持続可能な開発目標「SDGs」などの世界的な取り組みが行われています。SWCCグループでは、CSR方針をSDGsの17目標と関連付けを実施しており、事業活動を通じて環境と社会の持続的な発展に貢献できるように、さまざまな展開を行っています。
SWCCグループは、「かながわSDGsパートナー」に登録しています。
ESG | ISO26000 7つの中核主題 |
CSR基本方針(重点項目) | 中計CSR方針 |
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E(環境) | 環境 | 社業を通じて、環境保護と 社会の持続的な発展に貢献 |
グループ環境自主行動計画に基づく目標達成 |
CO2の削減、VOC削減 |
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資源の有効利用 |
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環境配慮型製品開発と製品化の促進 |
環境配慮型製品の拡大と製品を通じた社会への貢献 | ||
生物多様性の取り組み |
生物多様性の取り組みを拡げる | ||
S(社会) | 人権 | 従業員のワークライフバランスの 取り組み推進と働きやすい環境づくり |
様々な観点を取り入れるためのダイバーシティの推進 |
労働慣行 | 従業員の心身の健康向上とワークライフバランスの促進 | ||
幅広い働き方の提供による働きやすい環境づくり | |||
業務の自動化、省力化による継続的な生産性向上 | |||
安全・衛生活動の推進 |
安全先取りの取り組みの推進と労働災害の撲滅 | ||
消費者課題 | 品質マネジメント有効性の持続的改善 |
お客様満足度の継続的な調査と当社対応へのフィードバックの習慣化 | |
品質向上のための継続的な取り組みと品質コスト目標の達成 | |||
グループ各社の品質状況のモニタリング強化 | |||
コミュニティへの参画 及びコミュニティの発展 |
社業を通じて、環境保護と 社会の持続的な発展に貢献 |
地域の皆さまと積極的に関わり、頼られるメーカーとなるための活動の継続・拡大 | |
公正な事業慣行 | ステークホルダーとの良好なコミュニケーションの維持向上 |
CSR調達ガイドラインを通じたお取引先様とのコミュニケーション | |
財務情報の適正な開示と非財務情報の開示の充実化 | |||
G(ガバナンス) | 組織統治 | コンプライアンスの徹底 |
法令遵守の徹底とモニタリング機能の強化 |
サイバーセキュリティー対策の強化 |
サイバーセキュリティー体制の構築と運用 | ||
事業活動の重要なリスクの管理と低減 |
BCM(事業継続マネジメント)によるリスク低減活動と実効性向上 | ||
情報公開による透明性の向上 |
コーポレート・ガバナンスコードへの継続対応と実効性向上 | ||
情報開示ガイドラインの設定と情報開示 |
非財務ハイライト
従業員数
当社グループ従業員数は昨年度対比で国内は横這いで推移、海外では一部製造拠点の生産性向上と受注数減少の複合的要因により減少となりました。当社グループの持続的な成長のため今後も適正な従業員数の維持に努めていきます。
対象は旧昭和電線ホールディングスおよび連結子会社
女性従業員数
新卒・キャリア採用問わず、毎年着実に総合職の女性を採用し定着を図っております。SWCCaratにて実施している女性従業員へのキャリア形成支援や啓発活動を通じ、多様な働き方を可能にする環境整備に努め、さらなる女性従業員の採用と定着に尽力します。
対象は旧昭和電線ホールディングスおよび旧昭和電線ケーブルシステム
外国籍従業員数(国内)
文化や宗教、言語などの多様な視点や価値観を社内に取り入れていくために外国人従業員の積極採用を実施しています。当社グループが中期経営計画で掲げている海外事業の新展開をより強く進めていくためにも優秀な外国籍人材の採用に尽力していきます。
対象は旧昭和電線ホールディングスおよび旧昭和電線ケーブルシステム
有給休暇取得率
コロナ禍に減少した有給休暇取得率は、コロナ禍の収束が進むにつれて改善し2022年度はコロナ前の水準を上回る取得率へ回復しました。今後は取得率75%以上を健康KPIの一つとして目標設定し、定期的なモニタリングを通じてさらなる取得率向上を目指します。
対象は旧昭和電線ホールディングスおよび旧昭和電線ケーブルシステム
温室効果ガス排出量
2022年度は、事業再編、再生可能エネルギーの導入および省エネ施策の深耕により原単位あたりのエネルギー消費量は削減しましたが、生産量の増加によりCO2排出量は2021年度と同等の排出量となりました。
対象は国内グループ会社主要製造拠点
産業廃棄物埋立率
2022年度の産業廃棄物埋立率は、廃プラスチックのリサイクルが進んだことで2021年度より改善され0.39%となりました。埋立量も2018年度実績対比で75%削減と2025年度目標を達成、2023年度は生産量の増加・再構築に伴う廃棄物の増加が見込まれますが、新たな目標として2018年度実績対比80%削減と設定しました。
対象は国内グループ会社主要製造拠点