変革が加速するデジタルトランスフォーメーションの時代を迎え、私たちの巻線(マグネットワイヤ)が使用される社会インフラ事業も高度スマート化、エコ化が進んでいます。
また、「CASE※」と呼ばれる新しい領域で技術革新が進むモビリティ分野やIoT社会においても、高機能な巻線(マグネットワイヤ)の需要が高まっています。
私たちのコア・コンピタンスは、SWCCグループの技術を基盤に、国内唯一の巻線(マグネットワイヤ)総合メーカーとして一貫した材料及び製造技術の開発をすすめていることです。
現代社会に必要とされる巻線(マグネットワイヤ)を追及すべく、私たちにしかできないものづくりの技術で、より高性能で安全性の高い製品を提供してまいります。
※CASE:コネクテッド(Connected),自動運転(Autonomous),シェアリング(Shared),電動化(Electric)
エナメル平角線は、高占積率、高効率、小型化の実現により各種モータ、発電機、トランスなどに使用されています。
更なる性能向上や高信頼性の部品には、高機能エナメル平角線が使用されております。
導体に高純度無酸素銅MiDIP®(ミディップ)を使用しています。
SWCCが製造する無酸素銅の銅純度は99.99%(4N)以上。
不純物の少ない原料(電気銅)を使用し、ディップ・フォーミング・システムの製造過程において、酸素含有量を10ppm以下にコントロールされた高品質の無酸素銅線を製造しています。
絶縁は、耐加工性、耐熱性、絶縁性能等に優れた材料をラインナップしており、お客様のご要求・加工方法に合わせた各種材料のマッチングが可能です。
無酸素銅線について
https://www.swcc.co.jp/jpn/products/detail/p_dip_1772.html
可とう性、密着性に優れた材料構成により、小径曲げにおいて皮膜が割れにくく、特殊形状のコイル加工が可能となります。
長手方向での均一な皮膜を形成することができます。
私ども独自の皮膜の塗布技術・絶縁ワニスの改良により、厚膜化したエナメル平角線でも均一な皮膜の形成が可能です。
TIG溶接(タングステン電極に電流を流し、溶接する材料との間に放電現象を発生させ、高熱で溶融させて一体化する溶接技術)の際に、「ボイド」と呼ばれる空洞ができにくく欠陥品の発生を防ぎます。
コア技術:厚膜化
コイルの強度や絶縁性能を高めるため、厚膜化技術が求められます。
EV・ハイブリッド車用モータを高電圧駆動させるための昇圧コンバータにエナメル平角線を使用したリアクトルが使用されます。
コア技術:高アスペクト比
絶縁性に優れた扁平エナメル平角線を使用することで、エッジワイズ加工が可能であり、性能向上が図れます。
https://www.swcc.co.jp/jpn/tech/technology/strength/vol01.html
※MiDIP®(ミディップ)はSWCC(株)の登録商標です。