線材・巻線:無酸素銅線:無酸素銅線

無酸素銅線

昭和電線の無酸素銅は純度99.99%(4N)・酸素含有量10ppm以下

昭和電線が製造する無酸素銅の銅純度は99.99%(4N)以上。不純物の少ない原料(電気銅)を使用し、ディップ・フォーミング・システムの製造過程において、酸化を防ぐことで酸素含有量10ppmをはるかに下回る高品質の無酸素銅線を製造しています。

製品特長

曲げ、ねじりに強い究極の加工性

一般的な丸い銅線を潰して平たく加工すると、銅線はひび割れますが、無酸素銅線はひび割れずきれいに平たくすることが可能です。また、変則的な曲げ、ねじりにもひび割れず耐性を発揮します。

コンパクト化と生産性を上げる溶接性

銅の巻線を自動車のモーターや電装部品に使用する場合、コンパクト化を追求するとコイルを溶接で繋ぐ作業が必要となります。その際、普通の銅の巻線を溶接すると、水蒸気ガスを発生し、溶接部分に気泡などの欠陥が発生します。一方、無酸素銅の場合は、そのような不具合は非常に発生しにくくなります。

優れた導電性

不純物が少ないことから、優れた導電性(導電率101~102%)を示します。

仕様

他の製造方法との比較(化学成分、水素脆化)

規格 JIS H 3510
電子管用 無酸素銅
(C1011)
ASTM B 170
Oxygen-free Electrolytic
CopperRefinery Shapes
昭和無酸素銅(MiDIP®)※
(C1020 )分析例
化学成分 Cu:99.99%以上
O2:10ppm以下
Cu:99.99%以上
O2:5ppm以下
Cu:99.99%以上
O2:5ppm以下
水素脆性 90°繰返し曲げ 10 回以上 90°繰返し曲げ 10 回以上 90°繰返し曲げ 10 ~15回

機械的性質

項目 JIS C 3102※1
(C1100)
JIS H 2123※2
(C1020)
昭和無酸素銅(MiDIP®)※ (C1020)
引張強さ(MPa) 235~255
導電率(%IACS) 100以上 100以上 101~102
伸び(%) 30以上 31~35
備 考 2.6mm抜粋   2.6mm軟銅線

※1 JIS C 3102-1984 電気用軟銅線
※2 JIS H 2123-1999 C1020 形銅(無酸素形銅2種)>
※ MiDIP®は昭和電線ケーブルシステム株式会社の登録商標です。

用途

優れた諸特性により、電気用銅線としてあらゆる分野で使用されています。
・電線、ケーブル用導体
・種々の環境で精密加工される電子部品材料
・高導電性を有する溶接線
・強加工を必要とする部品
・音響用導体