xEV向けバスバー用「耐火仕様被覆付き平角線」
~開発から量産化に向けた取り組み~

SWCC株式会社

xEV向けバスバー用「耐火仕様被覆付き平角線」
~開発から量産化に向けた取り組み~

 SWCC株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:長谷川 隆代、以下「当社」)は、世界的な需要拡大が見込まれる電動車(以下「xEV」)向けの電装部品であるバスバー用「耐火仕様被覆付き平角線」(以下、本開発品)について、xEV向けに試供品提供を開始します。
 本開発品は、素材に高機能無酸素銅「MiDIP®(ミディップ)」を使用することで高い加工性や導電性を有しております。加えて、発火の恐れがあるバッテリー内部で1100℃の火災環境で30分間耐えることができる性能を兼ね備えております。当社は2026年度以降に発売されるxEVへの本開発品の実装を目指します。

■耐火仕様被覆付き平角線の特長

 バスバーは、大容量バッテリーなどの搭載で車載スペースが限られる中、xEV向けの電装部品として需要が高まっており、現在主流のワイヤハーネスと比べても省スペースで設置することができます。
 当社では、加工性や導電性に優れた「MiDIP®」を使用した平角線、製造効率の良い絶縁被覆押出技術がバスバーと親和性があるとして、2022年に「車載バスバー用被覆付き平角線」を開発しています。この度の本開発品は、市場で求められるバッテリー内の発火や異常発熱に対応するため、導体に耐火層と絶縁層の2層を施し、バスバーとしての基本特性に加え、耐火・耐熱特性も兼ね備えています。

■主な用途

・バッテリー内の電装部品間の接続
・1m以上の長尺電装区間に対応

■参考

・xEV市場参入へ 車載バスバー用被覆付き平角線を開発 https://www.swcc.co.jp/jpn/news/detail/2022/news_4217.html

・高機能無酸素銅「MiDIP®
https://www.swcc.co.jp/jpn/tech/technology/strength/vol01.html

以上

本件に関するお問合わせ先】
SWCC株式会社 人事総務部 広報グループ
TEL:044-223-0530 

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