三相同軸型超電導ケーブルシステム 「NEDO省エネルギー技術開発賞」の優良事業者賞に選出

2023年02月07日

昭和電線ケーブルシステム株式会社

三相同軸型超電導ケーブルシステム
「NEDO省エネルギー技術開発賞」の優良事業者賞に選出

 

 昭和電線ケーブルシステム株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:川瀬幸雄、以下、CS社)は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下、NEDO)主催の2022年度「NEDO省エネルギー技術開発賞」において、優良事業者賞に「プラント内利用のための低コスト型三相同軸型超電導ケーブルシステムの開発」が選出されましたので、お知らせいたします。

■NEDO省エネルギー技術開発賞について

 NEDOは経済成長と両立する持続可能な省エネルギーの実現へ、民間企業などから省エネルギーに寄与する技術開発テーマを公募し、開発費の一部を助成する「戦略的省エネルギー技術革新プログラム」を実施しています。同プログラムによる支援終了後も事業者が研究開発を継続し、当該技術の迅速な社会実装を後押しすることを目的に、研究開発目標の達成度や開発成果の意義など、外部有識者からなる委員会審査で一定以上の評価が得られたテーマを「NEDO省エネルギー技術開発賞」として表彰しています。
 本年度は21年度まで支援したテーマから11テーマ20事業者が選出され、表彰式が23日、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催された展示会「ENEX2023」で行われました。

優良事業者賞の賞状を持つCS社の関係者(右)=23日、東京ビッグサイト

 

■受賞理由について

 CS社では送電時の電力損失がほとんどない「超電導送電」の2026年度までの実用化を目指す中、一般プラント向けに、低コストでコンパクトな「三相同軸型超電導ケーブル」を開発しています。また民間プラント向けとしては世界初となるBASFジャパン(株)戸塚工場(横浜市戸塚区)に同ケーブルを導入し、実際に送電する実証実験を実施。202011月から1年ほど電力を供給する中、気温が高まる夏場でも問題なく送電できた点に加え、通常のケーブルと比較して電力損失を95%以上削減するめどが立った点などを評価いただきました。

実用化が期待される三相同軸型超電導ケーブル

 昭和電線グループでは本受賞を励みに、引き続き超電導ケーブルシステムの実用化に向けて取り組むとともに、この成果を電力エネルギーの有効利用による温室効果ガス削減につなげてまいります。

■参考

NEDOニュースリリース 202323
「NEDO省エネルギー技術開発賞」として11テーマを表彰
https://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_101607.html

NEDOニュースリリース 2021126
世界初、民間プラント実系統に三相同軸型超電導ケーブルシステムを導入する実証実験を完了 
https://www.swcc.co.jp/jpn/news/detail/2021/news_3793.html

・昭和電線グループの技術開発 超電導ケーブル
https://www.swcc.co.jp/jpn/tech/technology/strength/vol05.html

  

以上

【本件に関するお問合わせ先】
昭和電線ホールディングス株式会社 経営戦略企画部 戦略課 IR・広報グループ
TEL:044-223-0520 FAX:044-223-0547

三相同軸型超電導ケーブルシステム 「NEDO省エネルギー技術開発賞」の優良事業者賞に選出PDF

ページトップへ