社長年頭挨拶(社員向け挨拶要旨)

2021年01月05日

昭和電線ホールディングス株式会社

 新年明けましておめでとうございます。念頭にあたり、昭和電線グループの皆様に一言ご挨拶を申し上げます。

 昨年は新型コロナウイルス感染症により経済が大きく落ち込み、当社グループにとっては全く違った意味で試練の一年となりました。感染症が拡大する中で、今も現場の業務を止めることなく、事業活動を継続することができていることに、心よりお礼を申し上げます。
 当社グループの事業を振り返りますと、コロナ禍の影響で営業活動が大きく制限される中でのスタートとなりましたが、第2四半期以降、基盤事業である電力、通信、建設分野の底堅さに支えられて収益の安定化を図ることができ、第3四半期まで継続することができました。
 このような中でも当社グループは2020年度を中期経営計画の中間年度と位置づけ、様々な構造改革を行ってまいりました。SFCC株式会社を発足させ、ワイヤハーネス事業を国内生産から中国、ベトナムを中心とした生産体制に大きく舵を切り、伸びる市場に対して地産地消で追従する戦略を決定しました。今年も多くの構造改革を成し遂げなくてはいけませんが、これらの変革は当社グループが本当に筋肉質で収益性の高い企業となるために必要なことであり、中期経営計画目標を達成するためでもあることをご理解頂きたいと思います。
 さて、世の中の動きは一層激しさを増しており、我が国は米国、中国の両経済圏の中で難しい舵取りをしていかざるをえないものと推察されます。しかし、コロナ禍でのオンラインビジネスの拡大、通信インフラの拡充だけでなく、政府の2050年脱炭素社会への大きな方針転換は、当社グループのエネルギーインフラ事業において、再生可能エネルギー案件の増大、送電網や変電所の補強や老朽化対策に伴うビジネスチャンスの増大、急速に進むEVシフトがもたらす無酸素銅、高機能巻線、ヒーター線需要の拡大などまたとない機会であると捉え、注力していきたいと思っています。

 最後に最も大切な取り組みである「安全」についてですが、グループ一丸となって撲滅に取り組んでいますが、まだ労災が発生しています。危険に対する指摘には真摯に耳を傾け、ときには生産ラインを止めてでもその対策を打つことが必要であること、何より働いている皆様の健康、安全が第一であることを再度認識ください。
 今年は2021年。中期経営計画「ChangeSWCC2022」の4年目であり仕上げの準備に入る年です。本年も「Change」の気持ちを忘れずに、目標に向かって一致協力して進んでまいりましょう。必ず大きな変革を成功させ、次の発展に向けて歩みを進めていくことができると信じております。
 そのためには、まず皆様とご家族の健康を第一に、このコロナ禍を乗り越えていかなければいけません。感染症対策はまだまだ続きます。これからもご協力をよろしくお願いいたします

以上

昭和電線ホールディングス株式会社

代表取締役社長 長谷川 隆代

【本件に関する問い合わせ先】

 昭和電線ホールディングス株式会社 事業戦略統括本部 経営企画部 IR・広報課 TEL 044-223-0520

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