昭和電線ケーブルシステム株式会社
77kV 貫通型CT付ダイレクトモールド壁貫通ブッシングの納入
~磁器製と比較し、重量約40%の軽減を実現~
昭和電線ケーブルシステム株式会社(本社:神奈川県川崎市、取締役社長:川瀬幸雄、以下「CS」)は、注力製品のSICONEX®シリーズの壁貫通ブッシングを貫通型CT(※1)付ダイレクトモールドとして関西電力送配電株式会社の変電所に2019年7月から納入し、設備更新を進めております。本製品は既設磁器がい管適用のブッシングの交換用として採用されています。
磁器製と比較し、ブッシング本体の重量が約40%に軽量化、シリコーンゴムを使用することでコンパクト化を実現し、現場での設置作業性が優れていることが特徴です。電力設備の更新の際、狭小変電所建屋内での交換工事用に最適であるとともに、工期短縮、工事の省力化、簡素化に貢献できる製品となっております。
今後も電力設備の更新需要が見込まれており、2023年度までにダイレクトモールドブッシングの売上高2倍、2024年度までに設備投資を行いながらダイレクトモールド製品を中心としたSICONEX®の生産能力の強化を目指します。お客様の期待に応えられる付加価値の高い製品を提供し続けていくために研究開発と生産の効率化を進めてまいります。
※1 CT:(変流器)
■77kV 貫通型CT付ダイレクトモールド壁貫通ブッシング
<ダイレクトモールド「壁貫通ブッシング」の特長>
(※2)
①軽量化・コンパクト化
②防火性・耐震性
内部に絶縁油を使用せず、エポキシブッシングとシリコーンゴムで一体化・コンパクト化。
絶縁油の飛散がなく、耐震性・防火性が向上
③環境配慮型製品
エポキシブッシングの表面にシリコーンゴムを直接モールドしたポリマータイプの
完全乾式固体絶縁構造
④貫通型CTのメリットは施工期間の短縮とコスト削減
既設磁器がい管は重厚なブッシングとCTを現地で組み立てる必要がありますが、
ダイレクトモールドブッシングは径が小さく軽量なので、工場でCTを取り付けた状態で
納入することができます(国内初)。機器メーカーの調整や現地での組み立て作業工
程がなくなることで工期短縮とコスト削減につながります。
(※2)
【本件に関するお問合わせ先】
~照会先~
昭和電線ケーブルシステム株式会社
電力・インフラ営業部
TEL:044-223-0535 FAX:044-223-0558
~報道機関お問い合わせ先~
昭和電線ホールディングス株式会社
事業戦略統括本部 経営企画部 IR・広報課
TEL:044-223-0520 FAX:044-223-0547