昭和電線ホールディングス株式会社
新ブランド戦略"高電圧電力ケーブル接続工事システム『SICOPLUSTM(サイコプラス)』"
推進組織「施工人財開発センター」の設立について
昭和電線ホールディングス株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:長谷川 隆代)は、昭和電線ケーブルシステム株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:川瀬 幸雄)の電力システム部において、2021年7月1日付で「施工人財開発センター」を設立いたしました。
▉ 設立の背景
国の施策である電力強靭化等を背景に拡大する電力市場において、熟練技能者の高齢化や、若年労働力人口の減少により、将来的な作業員不足が懸念されております。
そのような中、当社グループでは、2021年2月に、高電圧電力ケーブル用コネクタ「SICONEX®」の生産能力1.5倍に向けた増強投資を決定するとともに、2021年5月には、従来のケーブル接続工事システムに、さらなる接続工事技術の効率化・省力化とサステナブルな人材育成プログラムを付加し、進化させる新ブランド戦略『SICOPLUS™』を導入することで、この課題の解決に取り組むことを発表しております。
本センターは、社会的な課題である、若者への技能継承問題の解決はもちろんのこと、当社電力事業において掲げる2026年度までの売上高目標300億円以上を、より確実に、前倒しで、達成するための施策として、先に発表したスキルレスを可能とするフリーストリッピングタイプの外導を有するCVケーブルの展開とともに、将来に渡る「施工能力増強」を推進する役割を担います。
▉ 新組織の概要
本センターは、施工部隊の育成経験を持つセンター長の下、部品・ケーブル・施工のエキスパートが中心メンバーとなって進めてまいります。
尚、本センターの所在地は、「SICONEX®」の製造工場がある相模原事業所内となりますが、今後、同敷地内に、実現場の環境を模擬した総合訓練所を設立いたします。
▉ 今後について
新ブランド『SICOPLUS™』は、戦略製品「SICONEX®」に付加価値をつけることで、単なる部材メーカーに留まらず、部材と施工を併せて提供するソリューションビジネスの拡充を可能にするものです。そのキーファクターとなるのが、優秀な人材の確保と早期育成のプログラムとなります。
『SICOPLUS™』における接続技能士教育プログラムでは、従来、現場OJT(On the Job Training)が主流であったプログラムを、DX教材の活用など4ステップの教育カリキュラムを導入することで、基礎学力を身に付けた優秀な施工員を短期で育成できる仕組みとなっています。これにより、現場接続工事に携われるようになるまでの育成期間を従来の約半分に短縮することができ、当社の電力事業を将来に渡り、より確実に成長させることができるようになります。
本センターでは、2021年8月をめどにこの『SICOPLUS™』における教育カリキュラム教材を作成し、同年9月までに接続技能者の育成開始を目指します。
▉ 『SICOPLUS™』における接続技能士教育プログラム
当社グループは、今後拡大が見込まれ、施工能力の維持・強化が求められる電力市場に対し、「施工人財開発センター」の設立を通じて、高電圧電力ケーブル接続工事システム『SICOPLUSTM』で応えてまいります。
(参考情報)
・新ブランド戦略導入のお知らせ『SICOPLUSTM(サイコプラス)』
https://www.swcc.co.jp/jpn/news/detail/2021/news_3491.html
・66/77kV フリーストリッピングタイプの外導を有するCVケーブルの採用
https://www.swcc.co.jp/jpn/news/detail/2021/news_3620.html
以上
【本件に関するお問合わせ先】
昭和電線ホールディングス株式会社
経営戦略企画部 戦略課 IR・広報グループ
TEL:044-223-0520 FAX:044-223-0547
新ブランド戦略"高電圧電力ケーブル接続工事システム『SICOPLUSTM(サイコプラス)』"推進組織「施工人財開発センター」の設立について