冨士電線株式会社
SWCC株式会社
低圧耐火ケーブル平型溝付「EM-SH-C® (FV)」 2025年4月より全サイズ切り替え
SWCC株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役 CEO 社長執行役員 小又哲夫)の子会社である冨士電線株式会社(本社:神奈川県伊勢原市、代表取締役社長:井上和彦、以下「当社」)は、ハイエンド消防用ケーブルシリーズの新規ラインナップ品として、低圧耐火ケーブル平型溝付「EM-SH-C® (FV)」3心を2025年4月より販売開始いたしました。
本製品は2024年4月の単線2心販売開始以来、順次ラインナップの拡充を図っておりましたが、今回の3心追加に伴い全サイズでの販売となりました。
低圧耐火ケーブル平型溝付 EM-SH-C ®(FV)
■開発の背景
本製品は従来の消防用ケーブルに「取り扱い性向上」や「軽量化」などの価値を付与した、ハイエンド消防用ケーブルシリーズの一環として開発を進めてまいりました。
従来の低圧耐火ケーブル平型は、外被表面が平滑であったため、電工ナイフやカッターを用いた端末処理の際、どこに刃を入れて外被を除去すればよいのかが分かりづらく、力加減によっては絶縁体を傷付け、絶縁不良に繋がるケースもありました。
この課題に対して当社では、製品外被上に刃のガイドとなる溝を設けたことで、内部絶縁体を傷付けることなく、安全な端末処理作業を実現いたしました。加えて溝を設けたことによる製品重量の軽量化、可とう性の向上、更には良好なグリップ性といった副次効果も得られております。
■新製品の特徴
①端末処理作業性の向上
・溝付品は溝が刃を入れるガイドの役割を果たすため、絶縁体を傷付けず、安全な作業が可能です。
②端末処理荷重の削減
・従来品と比較して、溝付品はガイド部分の外被厚さが薄くなっており、刃がシースを貫通する際に必要な荷重が約40%削減されています。(当社調べ)
③可とう性の向上
・従来品と比較して、溝付品は約14%可とう性に優れております。(当社調べ)
④ケーブル重量の軽量化(例、3心×3.5㎟) | ||
項 目 | 低圧耐火ケーブル平型 「 EM-SH-C® 」 |
低圧耐火ケーブル平型溝付き 「 EM-SH-C®(FV) 」 |
外径 | 7.5×16.5㎜ | 7.5×16.5㎜ |
概算重量 | 210kg/km | 200kg/km |
・従来品と比較して、溝付品は製品重量が2~6%軽量化しております。 |
「EM-SH-C®」は冨士電線の登録商標です。
<参考>
・冨士電線株式会社
https://www.tokyo-fuji.co.jp/
【本件に関するお問合わせ先】
~ 照会先 ~
冨士電線株式会社 東京事務所
TEL:03-5217-0911
~ 報道機関お問合せ先 ~
SWCC株式会社 コーポレート・コミュニケーション部 広報グループ
inq-sonota@swcc-g.com