社長年頭挨拶(社員向け挨拶要旨)

2023年01月05日

2023年新年のご挨拶

 新年明けましておめでとうございます。年頭に当たり、昭和電線グループを代表して、一言ご挨拶を申し上げます。
 2022年は世界で新型コロナウイルス感染症の波が続く中、各国でのインフレや円安が進み、ロシアによるウクライナ侵攻によってエネルギー価格や物価が上昇する局面での事業運営となりました。今年から2023年度にかけても同様の環境が続く上に、電力料金をはじめエネルギー価格がさらに上がってきます。その中でも当社グループの改革と成長を止めないよう、それぞれの立場、役割において最善を尽くすことが必要であり、これによってでしか私たちが描く未来をつかむことはできません。引き続き皆さんのご協力をお願いいたします。
 各セグメントの取り組みとしてはまず、エネルギー・インフラ事業は、電力網強化や再生可能エネルギーへのシフトなど、今年も市場は伸びていくと予想されます。昨年7月に製販統合したSFCCは、高止まりしている銅価や原材料価格を販売価格に反映させる努力を継続するとともに、ROICの改善につながる賢い在庫の持ち方を模索し、さらなる収益の改善に取り組んでください。
 電装・コンポーネンツ事業は、国内自動車産業の停滞がしばらく続くものと予想されますが、世界のEV化の流れが変わることはありません。今行っている製品ポートフォリオの大きな変更、汎用製品から車載関連製品へのシフト、銅製品での異業種への参入の流れを加速させこそすれ、後戻りすることの無いよう、大きな変化に挑んでください。
 通信・産業用デバイス事業は昨年、メタル通信事業の製造を仙台事業所に統合しましたが、統合後の事業の立ち上げには大変な苦労を伴いました。ワイヤハーネス事業、精密デバイス事業では、投資効果を最大限に生かすための戦略を実現しなければなりません。経営と一緒に、より良い事業になるよう取り組みましょう。
 次に品質と安全に関してですが、品質については、現在、グループ全製造拠点での品質保証業務のデジタル化を進めています。安全については、4月をめどに相模原事業所に「ものづくりトレーニングセンター」を立ち上げ、従業員がしっかりとした安全教育を受けられるシステムを作っていきます。
 2023年は当社グループにとって変革の第2ステップ元年です。4月には昭和電線ホールディングス、昭和電線ケーブルシステム、昭和電線ユニマックが合併し、SWCC株式会社となります。「昭和」「電線」という創業以来使ってきた商号から、商標であるSWCCが社名となり、グループ名もSWCCグループに変わります。ここには、これまでの伝統を守りながらも時代に合わない慣習を捨てて社風を刷新し、新しい企業グループとして成長していきたいという思いが込められています。中期経営計画で示した「Change and Growth」のGrowthのフェーズへの挑戦も始まります。これまで変えてきた流れを止めないよう、さらに大きな変革に挑戦していきましょう。
 皆さんとご家族の健康を第一に、そして当社グループにとってさらに良い年となるよう、ともに頑張っていきましょう。

以上

昭和電線ホールディングス株式会社

代表取締役社長 グループ CEO 長谷川 隆代

【本件に関する問い合わせ先】

 昭和電線ホールディングス株式会社 経営戦略企画部 戦略課 IR・広報グループ
 TEL 044-223-0520

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