冨士電線株式会社
Cat.6A規格対応TPCC® 6A(10Gigaコイル)改良品市場投入について
~ケーブル可とう性の向上、梱包箱の小型軽量化~
冨士電線株式会社(本社:神奈川県伊勢原市、代表取締役社長:兒玉喜直)は、LANケーブル「TPCC® 6A(10Gigaコイル)」※の可とう性(やわらかさ)を大幅に向上した新仕様品を開発、2021年7月より製造を開始いたしました。
また、今回の改良により、梱包箱を小型軽量化し、輸送時のCO2排出削減による環境負荷軽減も実現しております。
※TPCCは冨士電線株式会社の登録商標です。

▉ 改良の背景
2019年12月に文部科学省が打ち出した「GIGAスクール構想」により、10ギガビット伝送に対応したCategory 6A(Cat.6A)の需要が大幅に増加し、当社「TPCC® 6A(10Gigaコイル)」の需要も堅調に推移してまいりました。当社製品をご利用いただくお客様が増える中、ケーブル可とう性の向上に対する要望が寄せられたことから、今回改良品の製造にいたりました。
また、これまで当社は環境貢献製品の開発など、環境に配慮する取り組みに力を入れてまいりましたが、本製品では、梱包箱を小型軽量化し、輸送時のCO2排出削減による環境負荷軽減を実現しております。
▉ 新仕様の特長
① ケーブル可とう性の大幅な向上
可とう性が低いと、ケーブルが硬く、反発により施工がしにくいという問題が生じますが、今回改良した「TPCC® 6A(10Gigaコイル)」では、押え巻の材質を変更したことで、従来製品比約1.8倍の可とう性向上を実現し、施工時の作業効率向上に大きく貢献しています。
② 梱包箱サイズの小型化
ケーブル可とう性向上への改良により、従来製品比、製品保管スペース約3割の圧縮と、積載効率1.5倍を実現しました。輸送時のCO2排出削減による環境負荷軽減に貢献しています。
<比較表>
|
項目 |
従来品 |
改良品 |
ケーブル |
サイズ×対数 |
23AWG×4P |
23AWG×4P |
仕上外径(約mm) |
7.7 |
7.5 |
概算質量(kg/km) |
53 |
47 |
梱包箱
|
奥行×高さ×横(mm)
|
500×480×276
|
450×430×270
|
Cat.6A規格に対応したケーブルは、今後更なる需要拡大が見込まれております。当社は、今後もLANケーブルの新しいニーズに対応すべく、製品の研究・開発・改良に努めてまいります。
以上
【本件に関するお問合わせ先】
~照会先~
冨士電線株式会社 東京事務所
TEL:03-5217-0911
~報道機関お問い合わせ先~
昭和電線ホールディングス株式会社
経営戦略企画部 戦略課 IR・広報グループ
TEL:044-223-0520 FAX:044-223-0547
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