社長メッセージ「85周年 創立記念日を迎えて」

2021年05月26日

85周年 創立記念日を迎えて 

 当社は1936年に川崎の地において、当時の東京電気株式会社(現東芝)の電線部門を分離独立して誕生しました。1960年には相模原工場の建設、1968年には三重工場の建設、1973年には仙台工場の建設にとりかかっています。高度成長期の電線需要が大きく伸びた時代から、ドル・ショック、石油危機、ITバブル崩壊、リーマンショック、東日本大震災などを乗り越え、85年の歴史を刻むことができたことは、先輩諸氏の努力と従業員の皆さま、当社グループの製品を長きにわたってお使いくださっているお客様、安定した品質を支える原材料供給メーカーの皆さま、工場を支えてくださっている地域の皆さま、そして当社の事業を資本面で支えてくださる株主の皆さまのお陰であり、この記念すべき年に経営を預かるものとして深く感謝しております。

 振り返れば、2019年度は東京オリンピック・パラリンピックの準備や通信網拡充のための投資、電力のインフラ更新、再生可能エネルギーの増加などの市場環境に支えられましたが、一転、2020年度は厳しいスタートとなり、当社グループの底力が試される年となりました。2020年度の決算を5月13日に発表しましたが、おかげさまで目標利益を超える営業利益76億円を積み上げることができました。建設関連や自動車向け製品のように新型コロナウイルスの影響を大きく受けた事業もありましたが、セグメント体制のもとで事業部や会社を超えて協力し合い、目標以上の利益を積み上げることができたのは、グループ全体にとって大きな自信となったように思います。2021年度も同じような状況は続きますが、私たちはその環境の中でさらに大きな転換と躍進を図っていかなければなりません。すでに決定した改革をやり遂げること、そして次へのステップの備えをしっかりしていくことで、中期経営計画を達成し新たな歴史を創っていきたいと思っております。

 本年もまた新型コロナウイルスの脅威とともにスタートしましたが、「Change SWCC2022」の4年目として、経営変革、業務変革を継続する年とするべく、2021年度グループ経営方針として4つの点を掲げ、公表いたしました。

 1. コーポレートと事業セグメントが一体となり、柔軟性やスピード感ある判断と施策の実施
 2. ROIC経営の考え方の浸透、資本コストを意識した構造改革、事業改革の推進
 3. オープンイノベーションを取り入れ、新規事業の立上げを加速
 4. 安全・環境・品質への取組みを強化

 この方針は、このコロナ禍の中でもグループ全社が一丸となって、共有する目標に向かってしっかりと歩みを進めていこうという思いを込めています。また、安定した収益が出せる状態になった当社グループが、これから成長する企業へと軸足を移していきたいという期待も込めております。

 創立以来、品質と信頼されるモノづくりを中心に生産活動を続けてきた当社グループですが、「SWCC VISION2026」に掲げた創立90周年、さらにその先を目指して成長していくために、日々改革に取り組み、自ら変化し、新しい価値を創造できるような新しい会社に生まれ変わることが必要です。そして、私たちが自ら変わっていく姿勢は、次の世代に継がれていくものと信じております。ステークホルダーの皆さまにおかれましては、今後ともご支援ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。

以上

昭和電線ホールディングス株式会社
代表取締役社長 グループCEO
長谷川 隆代