お客様との関わり(品質マネジメント)

基本的な考え方

 SWCCグループは、信頼を大切に、コンプライアンスを何より優先し、より良き企業に進化し続けることで、社会や時代に応えていきます。


2023年度品質方針

  1. 法令・規制、お客さまとの合意事項を順守します。
  2. お客さまに寄り添い、迅速なる技術開発、サービスとものづくりを実現します。
    ●グループ営業力を発揮して、お客さまのニーズを確実に共有し、販・技・製一体での新たなサービスを提案します。
    ●お客さまに信頼していただける品質優先のものづくりを実現します。
  3. お客さま、従業員、地域社会等のすべてのステークホルダーに満足を得られる品質活動を推進します。

2023年度品質活動の重点テーマ

  1. 品質に関わる知識深耕と風土改革
  2. 検査成績および合否判定のデジタル化の推進
  3. 品質起因による失敗コスト削減
  4. 標準化と人財育成による高品質なものづくりの継承

推進体制

 SWCCグループの品質マネジメント体制は、グループ経営会議のもと、品質統括部門である品質管理統括室が品質管理部会を通じ、グループ各社に展開する構成となっています。
 グループの品質方針は品質管理統括室で立案し、品質管理部会で審議した後、グループ経営会議で決定します。品質管理統括室は、グループの品質マネジメント活動を定期的にレビューし、グループ全体の品質マネジメントを維持、向上させ、グループ各社の事業領域に応じた品質マネジメント活動を進めています。

品質マネジメント体制

失敗コスト低減への取り組み

取り組む理由

 SWCCグループでは、2018年度より失敗コストの概念を導入し、品質向上に取り組んでいます。経営理念である、"SWCCグループは、信頼の輪をひろげます"を推進するため、製品の企画・開発、設計、製造、検査、納入にいたるまでのプロセスにおいて、品質保証体制を構築し、お客様の信頼を向上させます。

取り組みと成果

 2018年度より品質起因による失敗コストの削減に取り組んでおり、以降失敗コストは毎年確実に低減しています。現在、"2026年度に品質起因による失敗コストを2021年度比50%減"とする目標の達成に向け取り組んでおり、2022年度は、2021年度対比で10%減少、低減傾向は継続しています。目標達成に向け一層の取り組みを強化します。


今後の課題と展望

 今後は、①品質に関わる知識深耕と風土改革、②検査成績および合否判定のデジタル化の推進、③品質起因による失敗コストの削減、④標準化と人財育成による高品質なものづくりの継承の4項目を重点テーマとして取り組みます。また、2023年度に開設した「ものづくりトレーニングセンター」と連携し、業務品質向上のための共育を実施し、良質で安全な製品とサービスの提供を実現します。

失敗コスト低減

品質コンプライアンスへの取り組み

 当社は、2023年4月1日より品質に関する社長直属の組織、「品質管理統括室」を新設しました。この組織は、モニタリング機能、および経営と事業部門との連携を強化し、維持、向上のために迅速な判断と実行を促す機能を有します。
 品質コンプライアンスについては、「品質管理統括室」のもと定期的に内部監査を行っています。監査チームは事業部門より独立した選任の監査員で構成され、国内外のグループ会社、事業部門に対し、継続的かつ網羅的に行っています。2020年度は新型コロナウイルス感染症対策により、前年度までに実施した監査のフォローアップを書面調査で進めてきましたが、2021年度以降に品質試験に関する不整合の判明を受け、監査の精度を高め、実地調査を交えた方法で実行し、2022年度も継続して内部監査を実施しました。

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