サービス紹介

浸水防止グレーチング

集中豪雨や台風などから浸水を防ぎ、地下設備ライフラインを守る製品です。

グレーチングは道路下の地下洞道に収容されたライフラインの点検等の出入口に設ける、空気の流通性のある、鋼材を格子状に組んだ蓋です。
歩道上にあることから集中豪雨等の際には、ここから雨水が浸入することが今までの悩みでした。
防水型グレーチングとは、集中豪雨や台風により道路が冠水し、グレーチングから水が大量に洞道へ流れ込むのを防止する目的で開発したもので、常時は空気の流通機能を維持し、非常時には水を遮断するという画期的な製品です。遠方からの制御も可能で東京電力殿にも納入実績があります。

製品特長

浸水を防ぎ設備を守る

集中豪雨で歩道が冠水すると、グレーチングから水が流れ込み、この水が一気に洞道に流れ排水設備の能力をオーバーして、洞道に水が溜まり緊急時の対応ができなくなります。この災害を防ぐのが防水型グレーチングです。

遠隔操作で豪雨から浸水を防ぐ

急な集中豪雨でも、人が現場に行かずに遠隔操作でリアルタイムで対処できます。操作方法は、手動と遠隔制御の二通り行うことができます。

歩行者にやさしい

歩道に設置されているものですから、老若男女を問わず安全に歩行ができるものでなければなりません。安全面では、滑りにくい加工を施しております。又、杖をついている方や女性のハイヒール等の尖ったものがはまりにくい構造としております。

製品仕様

項目 仕様 備考
外形寸法※1)
L×D×t[mm]
標準タイプ 994×770×162 突起部、油圧シリダー、可動部防護カバーは含まず
スリムタイプ 994×650×162
本体材質 グレーチングユニット SS400 溶融亜鉛メッキ
その他ユニット SUS304
パッキン類 CR系難燃ネオプレーン UL94-HF1合格品
耐荷重
(自動車荷重)
T-2(800kg) 日本道路協会共同溝設計指針
歩道条件(後輪一輪荷重)
防水性能 水頭50cm(50hPa)において、防水率※2)90%以上 弊社の設定基準
開口率
(換気有効面積に対し)
約23% 通常のグレーチング
(5t×12ピッチ)の場合
約50%
  • ※1. サイズは「標準タイプ」と「スリムタイプ」があります。その他は、個別設計となります。
  • ※2. 防水率は弊社の設定基準です。「通常状態」及び「防水状態」各々の落水時間から、単位秒当たりの落水量を算出し、以下の式より算出します。

開発者コメント

本業が「制御系」なので、換気扇等の連動制御は問題なかったが、遮水板等の機械的設計が不慣れなため苦労した。また、お客さまからの要求に応えるため、試作による繰返し改善により遮水率の向上を果せたことは、設計者冥利と言える。

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