ABOUT

Q9. 免震部材の耐用年数は? どれくらい使えるの?

A9.

免震部材で使用しているゴムは、老化防止剤を混ぜ込んで耐用年数を長くしています。
耐用年数を長くしたゴムの寿命を調べるための加熱促進劣化試験では、80年相当は問題なく使用できることを確認しています。オーストラリアでは、約100年前に橋に設置された防振ゴムが現在も使用されており、まったく問題ないという実例があります。一般的な建物の供用期間を50年~60年と想定すると、その期間中に取り替えを必要とするような劣化が生じることは、ほとんどありません。ただし、定期的な点検とメンテナンスは必要になります。

維持管理・点検

個々の建物によって異なりますが、定期点検は竣工5年後、10年後、それ以降は10年ごとに行うことが、日本免震構造協会より推奨されています。また、大地震・強風・水害・火災などの被害を受けた場合には、免震装置の応急点検や詳細点検を行い、異常がないか確認します。

詳しくは「取扱説明書」や「維持管理点検マニュアル」をご参照下さい。

ページトップへ