お客様との関わり(品質マネジメント)



基本的な考え方

 昭和電線グループは、優れた技術と高い品質の製品・サービスを通じてお客様との「信頼」を深めることを経営理念として、年間の品質方針と重点テーマを定め、グループ一体となって品質向上に取り組んでいます。


2021年度品質方針

  1. 法令・規制、お客さまとの合意事項を順守します。
  2. お客さまに寄り添い、迅速なる技術開発、サービスとものづくりを実現します。
    ●グループ営業力を発揮して、お客さまのニーズを確実に共有し、販・技・製一体での新たなサービスを提案します。
    ●お客さまに信頼していただける品質優先のものづくりを実現します。
  3. お客さま、従業員、地域社会等のすべてのステークホルダーに満足を得られる品質活動を推進します。

2021年度品質活動の重点テーマ

  1. お客さまに信頼される品質マネジメントシステムの維持・向上
    (リスクと機会への取組みテーマの策定とPDCAの実行)
  2. 失敗コストの昨年度実績からの削減への取り組みの継続・強化
    (社外クレーム低減、工程内不適合低減のための有効な工程改善の実現)
  3. 引合・受注から引渡しに至るまでのすべてのプロセスで安定した品質のものづくりを実現
    (最新技術を活用したものづくり、ことづくりの実現)
  4. 高品質なものづくりを継承し、発展させるための人財育成の実行

推進体制

 昭和電線グループの品質マネジメント体制は、グループ経営会議のもと、品質統括部門である安全・環境・品質統括室が品質管理部会を通じ、グループ各社に展開する構成となっています。
 グループの品質方針は安全・環境・品質統括室で立案し、品質管理部会で審議した後、グループ経営会議で決定します。安全・環境・品質統括室は、グループの品質マネジメント活動を定期的にレビューし、グループ全体の品質マネジメントを維持、向上させ、グループ各社の事業領域に応じた品質マネジメント活動を進めています。

品質マネジメント体制


失敗コスト低減への取り組み

 昭和電線グループでは、2018年度より品質コストの考え方を導入し、品質向上の取り組みを行っています。品質コストとは、不適合を予防するための予防コスト、適合性を評価するための評価コスト、要求事項を満たさない製品やサービスの品質問題(不適合)で発生する失敗コストから成り、発生したコストの構成を最適化し、品質向上を目指す考え方です。
 2020年度は失敗コストを2019年度比で10%削減を目指して活動、22%削減と目標を達成することができました。失敗コストの内訳をみると、社外で発生したお客様クレームによる影響で外部失敗コストが2019年度比15%増となりましたが、社内不適合再発防止の施策を徹底したことにより、社内で生じた工程内不適合による内部失敗コストは、2019年度比29%削減することができました。
 2021年度は社外クレームによる外部失敗コストを低減するため、社外クレーム撲滅への対応を強化します。活動の施策として、「クレーム撲滅の対応強化(クレーム発生製品に関するFMEA作成とレビュー実施)」、「高品質なものづくりを継承する人財の育成」、「実効性のある品質システムの改善」に取り組みます。また工程内不適合による内部失敗コストについても、これまで取り組んできた失敗コスト削減の施策を継続・強化することでさらなる内部失敗コストの低減を図ります。

失敗コスト低減

品質コンプライアンスへの取り組み

 当社は、2021年4月1日より安全、環境、品質に関する社長直属の組織、「安全・環境・品質統括室」を新設しました。この組織
は、モニタリング機能、および経営と事業部門との連携を強化し、維持、向上のために迅速な判断と実行を促す機能を有します。
 品質コンプライアンスについては、「安全・環境・品質統括室」のもと定期的に内部監査を行っています。監査チームは事業部門
より独立した選任の監査員で構成され、国内外のグループ会社、事業部門に対し、継続的かつ網羅的に行っています。2020年
度は新型コロナウイルス感染症対策により、前年度までに実施した監査のフォローアップを書面調査で進めてきましたが、2021
年度は品質試験に関する不整合の判明を受け、監査の精度を高め、実地調査を交えた方法で実行します。


昭和改善活動成果発表会

 昭和電線グループでは、2007年よりSPS(Showa Production System)活動としてモノづくり、ヒトづくりを行っています。これまでの活動によって得られた安定した土台の上に立って、さらなる飛躍を目指し、TOCも活用した業務改善・業務変革を推進しています。これらの活動をトップダウン型で、人づくりに重点を置いた活動を行っています。また、大きいテーマなどでは組織横断型でスタッフが中心となったSI(Showa Innovation)プロジェクト活動を継続しています。
 昭和電線グループの品質改善や生産性向上の活動を支援し、従業員の意識高揚や活動のレベルアップを図るため、海外および国内の拠点から選抜された職場サークルや改善プロジェクトによる活動成果発表会を年2回開催し、優れた成果を全社大会などで報告・共有し、展開を進めています。
 2020年度の昭和電線改善活動成果発表会は、新型コロナウイルス感染症対策に配慮したオンライン開催となりました。オンライン開催2回目となった下期は、海外2チームと国内10チームが国内外の予選会を経て参加しました。
 各チームの発表内容は審査資格をもつ審査員により審査され、最優秀賞、変革賞、および経営賞の選出が行われました。今回の発表会では、昭和電線ケーブルシステム(株)茨城工場からエントリーしたチームが最優秀賞を受賞、またベトナムからエントリーしたSWCC SHOWA (VIETNAM)チームが変革賞と経営賞を受賞しました。


昭和改善活動成果発表会
2020年度下期成果発表会 受賞チーム
SWCC SHOWA (VIETNAM) CO.,LTD.